お知らせ

お知らせ

Dr.OHNO 中間市役所で細菌やウイルス対策実験の関するお知らせ

中間市と細菌やウイルス対策実験連携のお知らせ

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、中間市役所で、蛍光灯などの光があたると空気中の細菌やウイルスを分解する物質を、トイレの壁や天井に塗って効果を確かめる実証実験が、27日から始まりました。

九州工業大学工学部の横野照尚教授の研究グループでは、紫外線にあたることで、空気中のウイルスや細菌を分解する「光触媒」という物質の研究を進め、蛍光灯やLEDライトなどの光でも同じ効果を発揮する新たな「光触媒」を開発しました。

研究グループが中間市の協力を得て市役所で始めた実証実験は、不特定多数の人が出入りするトイレで、「黄色ブドウ球菌」や「インフルエンザウイルス」の数の変化を、まず数か月、調べます。

その後、準備が整いしだい別の施設で新型コロナウイルスへの効果も調べることにしています。

27日は、業者が本館1階のトイレの壁や天井に光触媒を混ぜた液体を塗っていました。

横野教授によりますと、これまでの実験では、黄色ブドウ球菌が8時間で1万分の1に減ったという結果が出ているということです。

横野教授は「この物質は室内のLEDの光や、蛍光灯の光で高い性能を発揮することが明らかになっている。新型コロナウイルスへの効果の評価はまだ出来ていないが、ある程度の希望が持てると考えている」と話していました。

NHK取材 WEBサイト

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20200428/5020005710.html